活動報告

11月, 2025 - 活動報告|楊名時八段錦・太極拳教会三重県支部 活動報告

2025年11月06日

2025年度指導員以上の勉強会(中南勢)

11月3日(月)、中南勢地域対象(7班~13班)指導員以上の勉強会が三重県総合文化センター多目的ホールで開催され、74名の参加がありました。愛知県支部相談役の長表貞幸師範にお越しいただき7月13日の北勢地域対象の勉強会と同じ内容でおこなわれました。

講話  楊名時太極拳の「心・息・動」

立禅でも「身体をゆるめる」➡「呼吸がやわらかくなる」➡「心が落ち着く」というように心の準備をしますが、名時先生は心が一番大切という思いから中国の制定拳をもとにした動きをゆっくりとやわらかい呼吸でできる動きへと変えていかれました。
「楊名時太極拳が追及した動きの理由と意味」という長表先生の資料の中に下勢独立の1970年代初めまでのもの(名時先生と郷ひろみさんが写っています!)初心者でもやりやすい今のものの写真が並べて載せてありました。演舞の速度がゆっくりになっただけではなく深く柔らかい呼吸で気血の流れがよくなるように工夫されていることを知りました。
また、名時先生は動きを言葉で説明するのではなくご自分のそばで一緒に動くことを勧められたそうです。身体で感じて自分が気持ちよく動ける太極拳を目指すというのが楊名時太極拳の理想とする学びなのです。

実技研修1  立禅・甩手・八段錦前半・二十四式

「他の人と比べないでね」というお言葉から始まり、頭を正しい位置に置き手足を自然に緩める姿勢の確認、深い呼吸で行う挨拶から楊名時太極拳は始まっていることなど丁寧に教えていただきました。
第三段錦では、手のひらは親指を緩めた仏様の手にすること、左右の手は呼吸に合わせて上下に引っ張り合っていることなど気血の流れを良くするためのコツを教えていただきました。

実技研修2  部分稽古(野馬分鬃) 

はじめに希望者が壇上に上がり長表先生から足の運び方、前に出す手のこと、下を抑える手の大切さなど個別にアドバイスを受けました。
「吐ききったところで動きが止まるのではなく呼吸とともに滑らかに動きましょう。」とか「息を吐くときに小さく沈むのではなく前に気持ちを向けてのびやかに動きましょう。」と先生がおっしゃると下から見ている私たちも一緒に呼吸を合わせたりしてよい学びの時間となりました。
次に6つのグループに分かれ半分ずつが交互に野馬分鬃をして互いの動きを見せあってから野馬分鬃についての悩みや気を付けていることなどを発表し合いました。全員で起勢・野馬分鬃をおこない部分稽古を終えました。
質疑応答の中で、「初心者は形から入る方が簡単なのですが…。」という発言に対して長表先生ははじめは形を覚えることも大切ですねと認められた後、楊名時太極拳は初心者も長くやっている人も一緒に稽古するということ、そしてその中で周りを見ながら雰囲気を感じて呼吸と動作を合わせていきましょうとおっしゃいました。
自分の体の状態に合わせて自分の体が喜ぶ太極拳を舞うことをめざしてほしいとのことでした。実技研修の最後に八段錦後半・立禅・甩手をおこないました。

川口支部長が楊名時太極拳を愛してみえる長表先生から学ばせていただいた喜びと「自分の心と体は気持ちいいか」を問いながらさらに学んでいきたいという決意の言葉で締めくくりました。
充実した時間でした。謝謝

2025年11月06日

楠緑地公園での太極拳

11月1日(土) 昨夜からの雨は明け方までにあがり、キモクセイの香る霜月の朝、楠緑地公園に集まってくれた仲間と太極拳を楽しみました。
次回は、12月6日(土)、新年1月は10日(土)、その後は第一土曜日の朝8時30分から楠緑地公園で開催します。みなさん是非ご参加ください。