7月, 2025 - 活動報告|楊名時八段錦・太極拳教会三重県支部 活動報告
-
2025年07月15日
2025年度指導員以上の勉強会(北勢)
7⽉13⽇(⽇)、昨年度から始まった三重県⽀部の指導員以上の勉強会(北ブロック1班〜6班対象)が三重県総合⽂化センター多⽬的ホールで開催され、104名の参加がありました。
昨年度に引き続き愛知県⽀部相談役の⻑表貞幸師範をお迎えしました。「実り多き⼀⽇に!楽しく学びましょう!」という川⼝⽀部⻑の挨拶から約2時間半の研修会が始まりました。
講話では、「⼼・息・動」が楊名時太極拳五則の⼀番初めに掲げられている意味を、名時先⽣から実際に学ばれた経験談を交えて分かりやすく説明していただきました。名時先⽣は⼀番⼤切なのは「⼼」だとして、ゆったりとした柔らかい呼吸が⼼を静め、呼吸をゆったりとするためにゆっくりと動くことがよいと考えられて、健康法としての太極拳を形にしていかれたそうです。
⽴禅・甩⼿・⼋段錦前半・太極拳⼆⼗四式を⾏った後の部分稽古では、「起勢・野⾺分鬆」について指導していただきました。起勢で両⼿を下ろすとき丹⽥に気を沈めているか、野⾺分鬆の時に下に向いた⼿のひらが⼒強く抑えているか、前に気持ちを向けて⾃然な⾜の運びができているかなど呼吸と動きが合っていて気持ちが伴っているとはどういうことかを丁寧に教えていただきました。緊張気味の私たちに「にこやかに舞ってくださいよ。」とおしゃってホール内に笑顔が広がりました。また、初めての試みとして9つのグループに分かれて学んだことを確認し合いました。⻑表先⽣は各グループを回られ、にこやかにアドバイスをしてくださいました。グループ練習の後は全員で野⾺分鬆を繰り返し舞い素晴らしい⼀体感を味わいました。
名時先⽣が⽬指された⾃分の⼼と⾝体が喜ぶ太極拳を、もっともっと学んでいきたいと思いました。「⼼・息・動」の教えを⼼に刻んで⻑表先⽣のようににこやかに。